スタッフ紹介
天使ママの会 よこすか 代表 長瀬 恵(ながせ めぐみ)
2000年4月28日に、一卵性の双子の娘を出産し、双胎間輸血症候群・エプシュタイン奇形などがあり、33時間後に長女・心(こころ)を亡くしました。2003年1月には、子宮外妊娠も経験しています。
経験するまでは、安定期を迎えさえすれば、当然のように赤ちゃんは生まれてくると思っていました。現代の医療で助からない病気があるなんて思ってもいませんでした。
長女・心への悲しい思いを我慢し、周囲に心配をかけまいと泣くのを可能な限り絶えて過ごしました。ただ、次女・和(なごみ)の育児に没頭しつつも、同じ経験をした方と話がしたいと思っていました。
2年が過ぎた頃、「誕生死」という本をきっかけに、横浜市で開催されていた経験者の集まる会へ参加しました。はじめて心の話をしようとした時に、自分でもビックリしてしまうほど涙が出てきてしまい、話をすることが出来ませんでした。2年間泣かずに過ごせたのに・・・この会で、泣くことは悪いことではないことを教えてもらいました。心おきなく亡くなった子の話が出来る場所が見つかった事が嬉しく思いました。
けれど、子連れで電車に乗って横浜へ行くことはとっても大変なことでした。自分の住む街にも経験者の会があったら・・・そして何よりも心が生まれてきてくれた事を意味ある事にしたいとの思いから、同じ双子の一人を亡くした天使ママと保健師さんの協力で、2003年6月に天使ママの会 よこすか を立ち上げました。
何年たっても、日常生活での何気ない言葉・態度・思い出の季節を迎えることなどで傷ついたり、悲しくなってしまう事や、年月が過ぎて改めて感じる、悲しい気持ち・辛い気持ちがあります。そんな時、どんな感情でも話せる場所があり、気持ちを聞いてくれる家族・友人の存在が私の心の支えになっています。
現在、天使ママの会 よこすかの活動を通して、心が私達家族のもとに生まれてきてくれた事実をたくさんの人に知ってもらい、たった33時間という短い一生だったけど、姿は見えなくても、私たち家族にはとっても愛しい存在であり、大切な家族の一員であることを強く感じる事ができるようになりました。
今後は、『自分の為』『辛い経験をしてしまったママ・パパ・天使ちゃんの兄弟姉妹の為』『医療者として悲しい現場に立ち会い、当事者の為にどうしてあげたらよいのか?と自問自答する方の為』に少しずつですが、活動していけたらと思っています。
天使ママの会 よこすかスタッフ
コーディネーター 五十嵐 ゆかり(いがらし ゆかり) 助産師・聖路加国際大学
病院で働いていたとき、天使ママ、パパそして、天使ちゃんとの出会いがありました。
わたしはこんなに悲しくてつらい出産があるとは知らず、医療者としてそのかなしい場面にどう向き合うべきか、人としてどうすべきなのか、本当にわかりませんでした。
そしてわたしは、天使ママやご家族と一緒に泣いていました。涙が止まりませんでした。
悲しい気持ちやつらい気持ちは今でも同じです。ひとりひとりとの出会いが忘れられずいまでも鮮明に記憶にあります。
病院で自分の行ってきたことがよかったのか、そうでないのか答えはみつかりません。
しかし、いま「天使ママの会 よこすか」のスタッフとして活動をつづけることで、答えはないことを感じています。
わたしが今いえることは、この世に数時間でも存在したすべての赤ちゃんは、まぎれもなく家族の一員で、たいせつなお子さんです。
そのことをずっと忘れずに覚えていきたいと思っています。
会の活動を通じての多くの出会いを大切にして、皆さんと一緒に歩んで行ける助産師でありたいと思っています。
伊東 則江(いとう のりえ)
最初の赤ちゃんが心臓病であることを妊娠9ヶ月の時に知らされ、NICUのあるこども専門病院で出産。そして、他の病院で大手術をするも生後26日で天使ちゃんとなりました。
インターネットで同病のお子さんを亡くしたママ達と交流はしていたけれど、ネット上だけでなく天使ママと語り合える場所がこんなにも身近にあったのかと。そして温かな雰囲気の「天使ママの会 よこすか」の居心地の良さから今はスタッフとしてお手伝いさせて頂いています。
宮崎(みやざき)
2003年4月27日、男の子の双子を妊娠しましたが、出産時に下の子が原因不明でお空に。
喪失感からうつ状態に。長い長い真っ暗なトンネルにいましたが、天使ママよこすかのお話し会に参加することが前を向けるきっかけになりました。
それから心理学を学び、天使ママたちに寄り添えたらと思っています。
